うどの旬

うどの旬は3~5月初旬です

うどの旬は、3~5月初旬の限られた期間といわれ、大変貴重な野菜です。独特な香り、爽やかな苦味、シャキシャキとした歯ごたえは、一度食べたら忘れられず、春が来るたびに食べたくなります。天然物のウドは収穫できる期間が非常に短く、限られた時期にしか採れません。南の方から3月頃に始まり、関西など本州中部では4月、東北では5月から6月初旬頃までです。

春の代表的な山菜のひとつ

全国各地の山野に自生し、強い香気ほろ苦さ、シャキッとした歯ざわりが特徴です。風も無いのに自分から動いているように見えるので、独活(うど)といいますが、ウゴク(動く)がなまってウドと呼ばれるようになったとの説もあります。

うどの品種

うど(軟白うど)は全体が白く、部分的に薄紅色がさしたものが一般的です。山うどに比べて苦味はおだやかで、特有の香りがあります。栽培時に日光を遮ることで白くやわらかく育ちます。「愛知坊主」や「伊勢白」といった種類があります。

山うどとは?

野生のうど、または軟白うどを緑化したものを「山うど」と呼びます。緑化した山うどは、出荷前に光を当てることで葉先を緑色にします。軟白うどに比べて香りと風味が強く、苦味やアクも多めで、自然の味を好む人に人気です。野生のものは茎まで緑色になります。

数少ない日本原産の野菜と

日本、中国、韓国に自生しています。10世紀頃には、すでに栽培されていたと言われますが、現在のような軟化栽培は江戸時代に始まりました。日本原産としては、数少ない野菜のひとつで、食用としているのは日本のみです。

「うどの大木」

大きくなり過ぎたうどは、食用や他のことで利用できず、大きいだけで、何の役にも立たないという意味があります。

うどの主な栄養成分

90%以上が水分

栄養素的に決して栄養が豊富な植物とはいえません。しかし、「ジテルペン」「フラボノイド」「クロロゲン酸」などの有効成分が含有されています。

ジテルペン

自律神経を調整する機能があり、精神の安定に役立ちます。

フラボノイド

「抗酸化物質」のひとつで老化やガンの予防効果などがあるとされています。

クロロゲン酸

フラボノイドと同様に抗酸化物質で活性酸素を除去して細胞の老化を抑制します。

漢方の独活(どっかつ)

漢方の独活とは、うどの根茎を乾燥したものです。
またうどの根は和羌活(ワキョウカツ)といい、別の生薬として流通しています。
いづれも、発汗、解熱、鎮痛、抗炎症、駆風、利尿などの作用があります。

アスパラギン酸が豊富

疲れやすさや抵抗力をサポート。アンモニアなどの有害物質を体外に排泄する作用があります。

おいしいうどの選び方

軟白うどと山うども、選ぶときも茎全体にうぶ毛があるものを選びます。軟白うどは、白くて、太く、まっすぐ伸び、葉がしおれておらず、穂先までピンとハリのあるものを。山うどは、太さが均一で茎が短めで、葉がしおれておらず、香りの強いものを選びます

うどの下ごしらえ&保存のポイント

少しアクがあるので、生のまま食べる場合は切ってから酢水に15分から20分ほどさらします。ゆでるときも少し酢を加える方がより白く綺麗に仕上がります。シャキシャキした食感を残すよう、ゆで過ぎないように注意。

冷暗所保存

陽にあたらないよう湿らせた新聞紙などで包んで保存し、なるべく早く食べましょう。

冷凍保存

長期に保存したい場合は、使う状態に切り下茹でした物を小分けして冷凍します。更に長期に保存する場合は塩漬けにします。

うどの調理のポイント

捨てるところがない

うどは穂先や皮も無駄なく食べられ、捨てるところのない、節約野菜としてもおすすめ。厚めに切った皮は捨てずにアク抜きしてきんぴらに、葉先は天ぷらにも活躍。