ワケギの旬

ワケギの旬は2~4月です

ネギとエシャロットの雑種

ワケギは、以前はネギの変種とされていましたが、近年になって染色体レベルで調べた結果、ネギとエシャロットの雑種だということが明らかになりました。細かくいうと、エシャロットの花粉をネギが受粉してできたのがワケギなのだそうで、ネギが母親でエシャロットが父親ということになります。
原産地ははっきりとわかっていません。ギリシアなど西アジアから地中海沿岸とも、シベリアともいわれています。

ワケギの由来

タネではなく球根で増えるため、根の部分が少しふくらんでいるのが特徴です。
地際に球根をつくり、そこから葉が何本も立ち上がります。太さはネギより少し細い感じで、丈は30cmほどになります。
漢字で「分葱」と書きますが、株が分かれて葉がたくさん茂るところから名付けられたといわれています。
西日本を中心として広く栽培されており、一大生産地は広島の東部沿岸地、三原市・尾道市・向島町あたりで生産される「広島わけぎ」で、全国の9割を誇るそうです。
ワケギはクセが少なく香りもソフトで、ネギ独特の辛味が少なく甘みがあります。「ぬた」はワケギの旨みをうまく活かした料理だといえます。

ワケギの主な栄養成分

β-カロテンがたっぷり

β-カロテンは、活性酸素の働きを抑制する作用があり、ガンを防ぐ効果があります。また、皮膚・粘膜・目の網膜を健康に保つ作用のほか、風邪の予防、つまり免疫力を強化し、細菌やウイルスから身体を守る働きがあります。

ビタミンCも豊富

ビタミンCは、コラーゲンの生成を促し、しわを予防する作用や、メラニンの生成を抑えシミを予防する働きがあります。肌の悩みを抱えている人は積極的に摂りたい栄養素です。

食物繊維やミネラル

便秘を改善し、整腸作用のある食物繊維、体内に蓄積されたナトリウム(塩分)の排泄を促し高血圧を予防するカリウム、貧血予防の効果がある鉄などの栄養成分も多く含んでいます。

辛み成分「硫化アリル」

ネギと同じ辛みの成分「硫化アリル」が含まれているため、ビタミンB1の吸収を高める働きがあります。

おいしいワケギの選び方

葉の緑色が鮮やかで、葉先までしっかりピンと張っていて、太すぎず細すぎないものを選びます。葉が折れたり傷が入っているものは、傷みやすいので避けましょう。

ワケギの下ごしらえ&保存のポイント

下ごしらえ

葉先を切り捨て、根元をそろえて輪ゴムでしばります。塩少々を加えた熱湯に、白い根もとから入れてしばらく茹で、葉の部分を入れます。ひと混ぜしたらすぐにざるにあげます。団扇であおいで色止めをします。あら熱がとれたら、葉と白い部分を別々にそろえてまな板に並べ、包丁の背でしごいて余分なぬめりを取り除き、2~3cm長さに切りそろえます。

冷蔵保存

鮮度が落ちやすく、また気温が高くなると傷みやすいので、湿らせた新聞紙あるいはキッチンペーパーで包み、さらにポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。(保存期間:2~3日)

冷凍保存

下処理をして小分けにしたものをラップに包み、冷凍保存用袋に入れて冷凍保存します。自然解凍して調味料と和えます。(保存期間:1か月)