「シャルドネ」を使ったブルゴーニュ(フランス)ワインについて

かつて、「ワイン」といえばフランスのもの、と思われていた時代がありました。2002年の段階では特に圧倒的で、フランスから輸入されるワインの量はなんと6000万リットル!当時2位であったイタリアワインの倍以上の量であり、ワインの代名詞のような存在でした。

しかしそんなフランスワインも、近年はなかなか苦戦しています。フランスワイン自体の輸入量も、2011年に一度2002年と同じくらいの量にまで回復しましたが、近年はまた徐々に下がっていっています。2015年の段階では5000マンリットル近くにまで落ちてしまい、急成長を遂げるチリワインに逆転されてしまいました。

しかし依然として、フランスワインは「有名どころのワイン」という地位を守り続けています。

今回取り上げる、フランスのブルゴーニュ地方は非常に有名なワインの名産地です。ここでは白ワインを多く作っており、畑の6割くらいが白ワイン用のブドウを作っています。

「シャルドネ」という言葉

シャルドネを論じるとき、必ず出てくるのが、「シャルドネという品種は、作り手や気候によってその味わいが大きく異なる」ということです。そのため、「シャルドネの味の特徴」はなかなか一言では言い表せないものがあります。

ただ、シャルドネの特徴として、
・とにかく強くて、どこでも適応しやすい
・育てやすい
・どんな醸造方法でもよくなじむ
といったものがあります。

このような特性を持つからこそ、「その土地、その土地にあったシャルドネ」「ワイナリーごとに異なる味わい」が作り上げられると考えて良いでしょう。

ちなみに、ブルゴーニュで作られている白はこのシャルドネだけです。

それを踏まえたうえで考える「ブルゴーニュのシャルドネ」

上記でも述べたように、シャルドネは作り手の影響をはっきりと受けるものです。そのため、一口に「ブルゴーニュのシャルドネ」といっても、その味には違いがあるでしょう。

ただ、私が飲んできたブルゴーニュのシャルドネは、アルコール度数に関わらずいずれも非常に軽く、1人で1本をあけられてしまうほどでした。非常にさっぱりとした風味で、やや酸味を感じます。清涼感のある味のものが多く、夏に飲みたい一品が多かったのが面白かったです。

香りは柑橘系で、これも「さわやかさ」に拍車を掛けます。すっきりと飲める1本に仕上がっていますが、「料理に合わない」ということもないので、どんな人でも合わせやすいでしょう。

ブルゴーニュのシャルドネの利用法

ブルゴーニュのシャルドネの利用法について考えていきましょう。上でも述べたように、ブルゴーニュのシャルドネは非常にさわやかですっきりとしています。そのため、赤ワインの豚肉の煮込みであるとか、ステーキであるとかの肉料理にはあまり合いません。

ブルゴーニュのシャルドネが本領を発揮するのは、野菜料理や軽い魚料理、あるいはそれほどきつくないチーズなどです。野菜料理と合わせるのであれば、トマトのブロッカンや。チーズとブドウと鶏肉のピンチョスなどがよいでしょう。これらの味を引き立て、軽く食べさせてくれます。

魚料理も、クリーム系は積極的には使いません。ジャガイモと白身魚で仕上げるブランダードや、フュメドポワソン(魚のだし汁)を使って作るソースアルベールを用いたホタテなどがよいでしょう。

意外なほど面白く、そして素晴らしくおいしかったのが、「レモネードと割る」という方法。本格派なワインバーなどではなかなか使えない方法かもしれませんが、自家製レモネードとブルゴーニュのシャルドネを割った時の素晴らしいおいしさは、今も舌に残るほどです。ちょっと余ってしまったワインの利用方法としてもよいので、一度試してみてください。