コルテーゼを使ったピエモンテ(イタリア)のワインについて

子どもの頃、「長靴のような形をした国」ということで覚えた人も多いであろう「イタリア」。このイタリアも、日本のワイン業界において、非常に大きな影響を与えてきた国です。

イタリアのワインは、2012年近くまでの間、対日本へのワインの輸出量において、フランスについで2位に位置していました。
しかしこれはやがてチリに抜かれてしまいます。そしてそのチリがフランスを抜いたこともあり、イタリアは、「1位チリ 2位フランス 3位イタリア」という順位に位置づけられることになりました。

ピエモンテ州の気候と特徴

さて、今回取り上げる「ピエモンテ州」について見ていきましょう。

「ピエモンテ州」と聞いてもどんなところかぴんとこない、という人でも、「トリノ五輪が開かれた年であるトリノを擁するところだ」と言えば分かるのではないでしょうか。

ここピエモンテの平均最高気温は5.8℃(1月)~28.3℃(7月)、最低気温は-0.4℃(1月)~19℃(7月)です。年間の降水量は833ミリリットルで、「ワインを作るために最適な降水量」よりもやや多いのですが、良質なワインの生産地として知られています。

「コルテーゼ」ってどんなブドウ?

今回取り上げるのは、「コルテーゼ」というブドウです。これは白ワインの原材料となっているブドウであり、白ブドウのうちの一種です。

この「コルテーゼ」は、「ガヴィ」という言葉と非常に深い関係を持っています。ガヴィというのはピエモンテにあるワインの生産地ですが、コルテーゼは、この「ガヴィ」で生息しているブドウの一種なのです。

ちなみに、地方名である「ガヴィ」を名乗るためには、このコルテーゼのみによってそのワインを作らなければならないとされています。

ワインの味は、その商品・その商品によって異なります。ただ一般的には、果物の果実味を強く感じさせられ、爽やかに飲めるワインが多いと言えるでしょう。

コルテーゼの利用方法について

コルテーゼは、嫌味ではないながらも、それなりに主張のある「酸味」を持ち得ます。人によっては、またワインによっては、この「酸味」に抵抗感を持つ人もいるかもしれません。ただ、総じて飲みやすい味であることが多く、すっきりと飲むことができるでしょう。

私はこれは、海鮮類とあわせて楽しみました。もっとも好みだったのは、コンソメとしょうゆをベースとしてジュレを作り、それを砕いて海鮮類の上にのせたものと一緒に、コルテーゼを使ったワインを味わう、というもの。海鮮類は、刺身として食べられるエビやサーモン、ホタテ、ウニなどを使っています。ここに、コルテーゼを使ったワインを合わせると、ワインの嫌味のない酸味やほのかな甘み、そしてそのフルーティーな香りが料理を引き立ててくれたように感じました。

ただし、「肉類」などに対しては、コルテーゼを使ったワインでは受けきることが難しいと思われます。

どうしても肉類と合わせたい、というのであれば、チキンを中心として据えたものならば、やや食べやすいかもしれません。ただ、コルテーゼのワインは、白ワインの定石通り、やはり「海鮮類」とあわせた方がよいでしょう。

コルテーゼを使ったワインは、同じ「コルテーゼのワイン」といっても、価格が大きく変わることもあります。場合によっては2~3倍も異なることも。

そのため、「自分が飲みたいコルテーゼはどんなものなのか」「どんなランクのものがよいのか」を考えなければなりません。