イタリアのトスカーナで扱われるブドウ「サンジョヴェーゼ」について

ワイン大国として知られるイタリア。今回はそのなかから、トスカーナ州をとりあげ、そこで作られている「サンジョヴェーゼ」というブドウ品種を取り上げます。サンジョヴェーゼに相性のよい料理などもご紹介します。

トスカーナってどんなところ?

「イタリアのトスカーナ州」と聞いても、ピンとこない、という人は多いのではないでしょうか。しかしそこにあるさまざまな観光名所を聞けば、だれでもどんなところかイメージできるはずです。

トスカーナには、かの有名なフィレンツェがあります。また、イタリアを語るうえで欠かせない観光名所であるピサの斜塔もまた、このトスカーナにあります。美しく、昔の香りをたたえた街並みは、見る人の心をきっと満足させてくれることでしょう。

今回取り上げるのは「サンジョヴェーゼ」ですが、ここは昔からワインの名産地として広く知られています。ワインについてあまり詳しくない人でも、恐らく一度は耳にしたことのあるであろう「キャンティ」なども、このトスカーナにあります。ワイン街道も有名ですから、ワインが好きな人ならば、一度は足を運びたい町でもあります。

トスカーナはさまざまな有名な都市がありますが、フィレンツェとピサでは気候が少し異なります。両方とも、月別の最高気温や最低気温には大きな差は見られません。しかし降水量はかなり違い、月によっては20mmほどの差がみられることもあります。どちらの方が雨が多い、ということはあまりなく、月によって「雨が多い都市」が移り変わります。ただ、年間を通してみると、フィレンツェの方が若干降水量は多いようです。

サンジョヴェーゼというブドウについて

サンジョヴェーゼは、イタリアにおいて、非常に有名なブドウと言えます。なぜならサンジョヴェーゼは、イタリアでもっともたくさん作られているブドウだからです。上で挙げた、イタリアで有名な「キャンティ・クラッシコ」などもこのブドウから作られています。

サンジョヴェーゼはその栽培量の多さゆえ、さまざまなグレード、さまざまな品質のものがあります。一般的に、それほど高額ではないワインの場合は、赤ワインでありながら酸味を伴う味があると言われています。高級なワインの場合、その酸味を抑えるために、白ブドウなどを使って調整をはかっていると言われています。

サンジョヴェーゼ自体の香りは多岐に富んでいます。ただ、いずれのものであっても、サンジョヴェーゼ独特の香りと風味を持ち、それが多くの人から愛される出来となっています。

また、サンジョヴェーゼは現在も非常に研究が続けられているブドウでもあります。今回ここでとりあげたトスカーナ地区は研究熱心なところとしても知られており、多くの人がより良いサンジョヴェーゼを作り出そうと日々苦心をしています。

サンジョヴェーゼのブドウを使ったワインとその相性

私が飲んだサンジョヴェーゼは、いわゆる「高級ワイン」の方ではなく、お買い得なテーブルワインの方でした。そのためか、赤ワインですが「飲みやすさ」「軽さ」を非常に強く感じます。ラズベリーのような香りを含むものが多く、深みは少ないものの、嫌われない味に仕上がっているのが特徴です。

魚料理との相性はあまりよくないかもしれません。魚料理の臭みを挽きたててしまうように思います。ただ、ソーセージと相性がよく、比較的軽い料理から重い料理までをカバーできます。

特筆すべきはチーズとの相性の良さです。チーズタルトにあわせてもよいですし、パルミジャーノともよく合います。チーズが好きな人はぜひ利用してください。