飲食店のアセスメントとは

アセスメントとは、評価や査定という意味。「対象が周囲に与える影響などを調査すること」「ある事象を客観的に評価すること」といった意味で使われる。

様々な業界で使われている用語であり、各業界で意味合いが違ってくることが多い。飲食店の場合は、食品に関するリスクを客観的に評価・調査する「リスクアセスメント」やスタッフの能力や業績を評価する「人材アセスメント」などの用語がよく使用される。

リスクアセスメントとは、食品を調理する調理場において危険性や有害性がないか客観的に調査し、リスクを見積もって事前に労働中の事故やが災害が起きないように管理することである。例えば、「調理場の床で滑りやすい場所があった場合、そこで転んでけがをする可能性がある」「調理器具の使用時にけがをする可能性がある」といったように、危険性が無いかどうかを確認する。そしてそれぞれの危険性にどのように対処するかを検討していく。飲食店を経営するものとして、労働中にスタッフがけがをしたり災害が起きることを防ぐ「リスクアセスメント」をしておくことは義務と言えるだろう。

ケガや災害のリスク以外にも、飲食店では提供した料理で食中毒が起きたり、異物が混入するといったトラブルが起きる可能性がある。こういったリスクに適切に対応するための「リスクアセスメント」も考えておく必要がある。飲食店では高い安全性が求められるため、特に食品の安全性が損なわれるリスクを考えてしっかりと対策方法を検討しておこう。

自分1人でどんなリスクがあるのかを考えるよりも、スタッフと話し合ったり第三者に入ってもらったりと客観的に評価・査定することが大切になる。飲食店を経営する際には様々なリスクが考えられるため1つ1つの対処法を考えるのは大変だが、きちんと行っておけばトラブルが起きたとしても適切に対応することができる。

もう1つ、飲食店でよく使用される「人材アセスメント」は、飲食店以外の業界でも使われている用語である。スタッフの採用や昇進、昇給などの決定をする際にスタッフの能力や業務態度などを評価すること。その評価は公平になるように決められた評価基準のもとに査定される。

飲食店業界では特にスタッフの質の向上が求められている。より良い人材を採用するためにも、スタッフの能力に見合った待遇をするためにも、公平できちんとした評価をするために「人材アセスメント」を活用するといいだろう。