飲食店の中食とは

「中食」とは、総菜や弁当を買って自宅に帰り、自宅で食事をすることである。「なかしょく」「ちゅうしょく」と読む。近年ではこの「中食」をする人も増えており、飲食店の形態もそれに合わせてデリバリーやお弁当のサービスを行っているところが増えている。

約10年前にはすでに外食産業の25%がこの「中食」となる総菜やピザ、弁当などの事業になっていると言われている。その後現在までの間、外食産業は縮小気味だと言われているが中食はニーズが高まり続ける一方となっているため、中食業界は成長し続けている。中食できる食品を取り扱っている飲食店は急増し、今後も増加していることが予想されている。

「中食」が広まった要因は家族の中でも一緒にご飯を食べるのではなく、それぞれが1人でご飯を食べることが増えていたり、結婚しない単身者が増えたことなどであると言われている。総菜などを購入できるコンビニが増え、宅配サービスもより充実。さらにネットで出前を取ることも可能となった現代。自炊をしない人が増えたり単身の高齢者も増えており、今後はもっと「中食」へのニーズが高まると考えられる。

新規に中食の業態となる飲食店を開業する場合は、その地域のニーズをしっかり把握しよう。例えば高齢者が多い地域の場合は高齢者向けのメニューや宅配サービスを取り入れるといった工夫をしよう。また、所得帯のチェックもしつつ商品の価格を決定したりと工夫が必要になる。

中食業界の定番である弁当を例に挙げて考えてみよう。近年は低価格のお弁当が人気となる一方で高級な弁当のニーズも高まっている。丁度良い価格のものよりは極端に安いもの・高いものが人気で二極化が進んでいると言われている。このようにどういった価格のものが求められているのかという点や、その地域に住む人がどういったものを求めているのかを必ずチェックしよう。今後はネットを使った弁当の宅配サービスや総菜販売などが広がると考えられている。注文を受け付ける際のシステムを工夫をするといった取り組みも重要となってくる。

現在経営している飲食店で新たに「中食」のニーズに対応するサービスを行うというケースもある。例えばカフェで持ち帰りが可能なメニューを取り扱ったり、地域を限定して宅配サービスを行うといった方法がそれにあたる。新たな層の顧客を獲得したり、売り上げアップにつながることも多いので1つの経営方法として検討してみてもいいだろう。