飲食店のワンオペとは

ワンオペとは、ワン・オペレーションの略称である。人手が不足している時間帯を中心として従業員1人だけで業務を行わせることを指す飲食店用語として使われている。元々1人で経営しているような小規模の飲食店の場合にはこの言葉はあまり使われない。基本的には外食チェーン店などで行われる場合に使われる。近年では「飲食店に1人しか従業員がいない」という意味で使われることも増えている。

大手外食チェーン店でワンオペによる過重労働・長時間労働問題が発覚し、飲食店業界全体がワンオペに対する考え方を変える必要があると話題になった。大手のチェーン店のみならず、小規模の飲食店でも長時間にわたる1人体制での営業には十分に気を付ける必要がある。

ワンオペそのものは労働基準法を違反しているとは言えない。しかし労働時間が8時間以上で休憩が無いといった状態になれば、労働基準法違反として罰せられる。また、違法ではなくともワンオペを行っていると、以下のような問題が生じる可能性が出てくる。

・休憩が取れない
・トイレに行けない
・強盗などの被害に遭いやすい
・クレーム対応や電話対応が出来なくなる
・十分なサービスが提供できない

このような様々なデメリットがあるだけでなく、ワンオペは倫理的にも問題があるとして注目されている。外食チェーン店以外の個人経営をしている飲食店や、フランチャイズチェーンの飲食店でも十分にワンオペ対策を行う必要性がある。ワンオペが問題になった飲食店では、1人ではなく2人体制で営業を行ったり、深夜帯の営業を中止するといった方法で対策が行われた。

まず、アルバイトスタッフは1人で営業を行うことが無いように注意しておく。規模の小さい店だと1人で回せることも多いが、シフトを組むときには十分注意する。風邪などの理由で急に休むスタッフがいることも配慮して、十分に余裕をもってスタッフを雇っておくべきである。オーナー自身もアルバイトスタッフなどに任せきりにせず、十分に注意して良い労働環境を作っていかなければならない。

また、1人だけで飲食店を営業している場合も、余裕があればスタッフを1人雇うなどの工夫をしておいた方が良い。喫茶店などの場合は1人で十分営業出来ることも多いが、電話対応やクレーム対応をしていると料理の提供が遅れてしまう可能性が出てきたり、急に大勢の顧客が訪れると業務に支障が出る可能性も出てくる。

ワンオペが問題となっている今、飲食店業界ではどのような規模の店であっても十分に労働環境を整えることを念頭に入れておこう。