飲食店のQSCとは

QSCとは「Quality(クオリティ)」「Service(サービス)」「Cleanliness(クレンリネス)」の頭文字を取った略称である。それぞれを日本語に訳すと「品質」「接客」「清掃」となる。この3つの要素は飲食店はもちろん、店舗にとって非常に大切なモノであり、常に頭に置いておかなければならない。

飲食店におけるクオリティ・サービス・クレンリネスは具体例を挙げると以下のとおりになる。

Quality品質:味は美味しいか・見た目は美しいか・量は適切か…など
Service接客:挨拶・笑顔で接客できているか・居心地の良い環境になっているか…など
Cleanliness清掃:厨房・店内は清潔を保っているか・衛生管理が出来ているか…など

3つの要素は1つでも欠けるとよくないと考えられている。例えば「Q/Sが良くてCが悪い」場合は
「美味しいメニューで接客もいいが店内が汚いお店」となる。「Q/Cが良くてSが悪い」と「美味しいメニューでお店もキレイだが、接客態度やサービスが良くない」。「C/Sが良くてQが悪い」と「接客もよくてお店もきれいだが、美味しくない」ということになる。これを見れば解るように、QSCは1つでも欠けていると飲食店として成立しないということである。

あくまでのQSCは守らなければならない最低ラインである。品質・接客・清潔を一定レベルにすることは飲食店にとって当たり前で、実現できなければそれは飲食店として成り立たない。このことを念頭に入れておこう。

QSCは非常に大切だが、それだけが出来ていればいいということにはならない。立地や客層によって重要視しなければならない点は変わってくる。例えばOLやサラリーマンがメインの顧客である場合は、QSCすべてを高くするとどうしても費用が掛かって高くなってしまい、客層に合わなくなってしまう。そこでスタッフの人数を最低限に抑えてサービスのレベルを少し抑えたり、低価格の材料を使用して品質のレベルを少し抑えるという工夫が必要になる。あくまでもニーズに合わせていくことが重要で、QSCはその中で最低限のレベルが保たれるように意識しておこう。

3つとも重要ではあるが、飲食店の基本はQuality(品質)だと考えられている。例えば「接客が非常に行き届いているが美味しくないお店」と「接客は淡々としているが美味しいお店」なら後者の方が良いと考える人が多いだろう。飲食店の場合は特に品質を重視しながらQSCを意識した経営戦略を練っていくといいだろう。