飲食店における投資回収率とは

飲食店における投資回収率とは、「開業費がどのくらいの金額必要か」「何年あればその開業費を回収できるか」ということを数値にしたもの。利益を投資額で割った数値がこの回収率に当てはまる。ROI(Return on Inbestment)とも呼ばれる。

回収率の一般平均は約20%もあれば理想的であると言われている。20%の回収率ということは、開業費を5年で回収できるという計算になる。

しかし近年は外食産業はより早く開業費を回収すべきであると考えられているため、理想の投資回収率は30%とも言われている。何故なら今までは5年で開業費が回収できる計算で営業していれば問題ないと思われていたが、外食産業が増えて今から開業する店舗はより競合店が多い状態となっている。また、飲食店は移り変わりも非常に速い。そんな中で開業費を回収するのに5年もかかっていては遅いと言える。より早く開業費を回収できるように飲食店開業後はしっかりとした利益を生み出せるように努力していかなければならない。

投資回収率を上げるためには、開業の際に費用を抑えて開業費そのものを下げるという方法と、開業してからしっかり利益を得るために営業努力をしたり固定費や変動費等の費用を下げる努力をするという2つの方法がある。飲食店経営を早く軌道に乗せるためにも、投資する前にしっかりと回収率を計算しておき、明確なビジネスプランを立てておく必要がある。

投資回収率の計算方法は、以下の計算式で求めることができる。

計算式)投資回収率=営業利益÷開業費

開業前に回収率を計算する場合は、営業利益はあくまでも「予想額」として金額を出しておき、計算する。この営業利益の予想額が開業後に目指す利益額の目標額となる。予想額だからと言って適当な数値を当てはめるのではなく、店の規模やメニューの金額、1日の来店予想などをしっかりと計算し、できるだけリアルな数値を当てはめなければならない。きちんと明確に数値を出しておかなければ開業後に「当初の予定とは違う」という状態になり、経営がうまくいかなくなる可能性もある。

その場合は営業利益がアップするようにしっかり工夫をしなければならない。宣伝に力を入れたり、メニュー開発や価格の変更、費用の削減など投資回収率を上げるためにしっかりと営業利益を上げられる飲食店を目指そう。

当初の目標である投資回収率をクリア出来れば、2店舗目、3店舗目と事業を広げることも可能となる。重要なのはしっかりと計画することと、営業利益が上がるように努力することである。