飲食店の生存率とは

飲食店の生存率とは、「〇年後〇%」といったように表記されるものであり、飲食店が開業から廃業に至るまでの年数とパーセンテージを表したものである。「開業後、一定の期間後に閉店となった企業を除外した数で初期の値を割ったもの」と定義される。

飲食店の生存率については様々な説があり、「10年後5%」「2年後50%」「5年後40%」などと言われている。このように一般的に言われている生存率には非常にばらつきがあり、データを取った年代や調査する団体や媒体、コンサルタントなどの意見によっても変わってくる。また、地域によっても生存率は全く違う。都市部や、飲酒文化が根付いており人口当たりの飲食店が多い地域では競合店が多くなるため生存率が低くなってしまう傾向にある。

国が調査したデータによると飲食店に限らず、企業全体の生存率は1年後73%・5年後42%・10年後26%となっている。このデータは個人事業主は含まれていないので、小規模な飲食店などを含めると数値が変わってくる可能性がある。しかし1つの目安として考えておくといいだろう。

どんな業種であれ、企業の生存率は決して高くはない。しかし他の業種と比べると飲食店の生存率は低いと考えられている。その理由として外食産業の市場規模が低下していることや、ハードルが低く誰でも始められること、初期投資が高く回収できないことなどが挙げられる。

そのため、開業後に生き残るためには様々な努力が必要である。そのために広告やより良い店づくり、リピーターを獲得する方法などの経営に関する知識を身に着けておくことが必要となる。開業前はもちろん、開業後もしっかりと努力をしていかなくてはならない。

特に開業前には失敗しないためのしっかりとした事業計画を立てておく必要がある。具体的かつきちんとした計画を立てることで初期投資の回収を早めたり、より顧客が入る店づくりやリピーターの付く店づくりが可能となる。飲食店においてはリピーターの獲得や初期投資の回収にかかる時間がその後の生存率を高めるために非常に重要なポイントとなるため、しっかりと考えておくべきである。

「飲食店は生存率が低い」と言われているが、実際に長年営業を続けており、経営も上手くいっている飲食店が少ないわけではない。しっかりと勉強し努力を行えば経営を軌道に乗せることは難しいことではない。これから開業を検討している人はもちろん、現在飲食店を開業している人も経営に関する知識を深めていくべきである。